現存植生

提供: 河川生態ナレッジデータベース

Category:河川用語集

 環境省の、生物多様性総合評価報告書(2010)によると、わが国の自然環境のうち現存植生の状況は以下のとおりである。
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 日本列島の現実の植生は、その多くが人為による撹乱を受けた代償植生に置き換わっている。この他にも自然によって撹乱を受けた遷移途上の植生など、さらに多様な植生が分布する。
 環境省の第5 回自然環境保全基礎調査の植生調査から植生の現状をみると、自然林は国土の17.9%で、自然草原を加えた自然植生は19.0%である。一方、自然植生以外では、二次林(自然林に近いものを含む)が23.9%、植林地24.8%、二次草原3.6%、農耕地(緑の多い宅地を含む)22.9%、市街地4.3%、その他(開放水域等)1.5%となっている。
 主に急峻な山岳地、半島部、島嶼等、人為が及びにくい地域に自然植生が分布し、平地や小起伏の山地では二次林や二次草原などの代償植生や植林地、農耕地の占める割合が高い。
 森林は国土の67%を占め、農地の開発に加え採草地・焼畑などの利用が進んだ過去500 年程度でみると、現在の森林面積は最も高い水準にあるとされている。これはスウェーデン(70%)等の北欧諸国並みに高く、イギリス(12%)、アメリカ(33%)等と比べても先進国の中では圧倒的に高い。

出典:環境生物多様性総合評価検討委員会(2010)生物多様性総合評価報告書 

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