湿原

提供: 河川生態ナレッジデータベース

Category:河川用語集

 湿原のでき方には基本的に二通りがある。一つは湖沼などに枯れたヨシなどの植物土砂などが堆積してできるもの、もう一つは、河川などの氾濫により乾いた土地や森林が排水不良などの原因で湿原となる場合である。
 こうした河川湿原は植生学上、低層湿原、中間湿原、高層湿原に区分される。低層湿原はヨシやスゲが優先する湿原で、北海道から沖縄までの広い範囲に分布し、生活域周辺に分布することが多いため、直接的な改変や水質汚濁等の圧迫を強く受けている。中間湿原は、屋久島を南限としてわが国の冷温帯に広く分布している。
 高層湿原は保水力に優れたミズゴケ類が優先する湿原で、中間湿原と同様に屋久島を南限とし、北海道と本州中部以北、大半が北海道に存在している。これらの高層湿原は、氷河期の遺存等の動植物の生育生息環境として重要である。



出典:生物多様性政策研究会編(2002)生物多様性キーワード事典、中央法規

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