海域

提供: 河川生態ナレッジデータベース

Category:河川用語集

 生物多様性国家戦略2012-2020(平成24年9月28日閣議決定)による海域の生物多様性の特徴を以下に転載する。
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 世界第6位の広さの排他的経済水域(EEZ)などを有するわが国の海洋は、黒潮、親潮、対馬暖流などの多くの寒暖流が流れるとともに、列島が南北に長く広がっていることから、多様な環境が形成されています。
 沿岸域では、地球の8分の7周に相当する約35,000kmの長く複雑な海岸線や豊かな生物相を持つ干潟・藻場・サンゴ礁など多様な生態系が見られます。海岸線を挟んだ陸域から沿岸域に存在する移行帯(エコトーン)は生物多様性に富んでおり、例えば、潮間帯は高さによって海水に浸る時間が異なるため、乾燥、温度、塩分などの環境に違いが生じ、それぞれの環境に適応した多様な生物が生息・生育しています。また、世界自然遺産地域でもある知床半島を含め、北海道のオホーツク海沿岸は季節的に海氷が接岸し、これに由来する栄養分により豊かな海洋生態系が育まれています。さらに、熱帯・亜熱帯地域では、海水と淡水が混ざる河口の汽水域に、塩分の変化に耐性を持つ生物が多く生息・生育し、マングローブ林が形成されるなど、独特な生態系が形成されています。このほか、深海では熱水噴出孔の化学合成生態系や、冷水性サンゴ群集など、沿岸や表層とはまったく異なった生態系が形成されています。
 

出典:生物多様性国家戦略2012-2020(平成24年9月28日閣議決定) 

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