河川水辺の国勢調査

提供: 河川生態ナレッジデータベース

Category:河川用語集

 河川水辺の国勢調査は、河川環境の整備と保全を適切に推進するため、定期的、継続的、統一的な河川に関する基礎情報の収集整備を図ることを目的として、平成2年度より、主に全国109水系123河川を対象に実施されており、平成17 年度には3 巡目の調査を終え、平成18 年度より4 巡目の調査が開始されている。

 河川水辺の国勢調査[河川版]は、平成17 年度まで、魚介類調査、底生動物調査、植物調査、鳥類調査、両生類・爬虫類・哺乳類調査、陸上昆虫類等調査の6 項目の生物調査と河川調査、河川空間利用実態調査で構成され、実施されてきた。平成18 年度以降は、この6 項目の生物調査(ただし、「魚介類調査」は、魚類のみを対象とし、「魚類調査」とした。)を継続するとともに、河川環境の基盤となる河川の物理環境植生分布について一元的に調査を実施できるように「河川調査」並びに植物調査のうちの「植生図作成調査」、「群落組成調査」及び「植生断面調査」を「河川環境基図作成調査」として統合し、6 項目の生物調査及び河川環境基図作成調査からなる調査を新たに『基本調査』として位置づけることとした。

 また、『基本調査』を実施するにあたっては、水系一貫の視点や調査項目間の関連性を踏まえた視点等から、水系ごとに全体的な調査計画である「全体調査計画」を策定することとし、この計画を基に水系としてより整合のとれた基本調査を行うこととなった。

 さらに、平成18 年度以降、上記の『基本調査』に加え、河川環境の整備と保全を適切に推進するうえで解明・解決が必要な課題に関する基礎情報を収集整備する『テーマ調査』、流域の市民団体等からの調査協力等により河川環境に関する基礎情報を収集整備する『モニター調査』を新たに設立し導入することとした。

 以下に、それぞれの調査の内容、枠組みの変更を簡略に記す。

  • (ア) 『基本調査』: 河川における生物の生息・生育状況等の把握を目的に、定期的、継続的、統一的に実施する調査であり、平成17 年度まで実施されていた6 項目の「生物調査」及び「河川環境基図作成調査」(「河川調査」、「植生図作成調査」、「群落組成調査」、「植生断面調査」) を統合した調査。
  • (イ) 『テーマ調査』: 河川環境の整備と保全を適切に推進するうえで解明・解決が必要な課題に関する基礎情報を収集整備するための調査。
  • (ウ) 『モニター調査』: 河川の生物の生息・生育状況等に関する情報の充実を目的として、流域の市民団体、学識経験者等からの調査協力、情報提供等により河川環境に関する基礎情報を収集整備するための調査。



出典:国土交通省水管理・国土保全河川環境課(2012)平成18年度版河川水辺の国勢調査基本調査マニュアル[河川版]・平成24年3月一部改訂

関連ページ


表示
個人用ツール
河川用語解説
河川事業事例アーカイブ・
  調査データ
検索機能について