氾濫

提供: 河川生態ナレッジデータベース

Category:河川用語集

 流域に降った雨は山地斜面を流れ、小支流ごとに集まって谷を流れますが、この山地は集水域と呼ばれています。山地から流れてきた水と土砂は、山地と海岸の間で氾濫し、氾濫域と呼ばれます。この氾濫域は、粗粒の土砂(砂礫)が氾濫堆積する扇状地と、さらに細粒の土砂シルト・粘土)がもっと海寄りに氾濫堆積する沖積低地とに区分されます。
 かつて洪水時には河川はいたるところで氾濫していましたが、堤防などの防災施設の整備につれて、現在では少々の雨では洪水氾濫をしなくなってきています。しかし、堤防などの防災施設の能力を超えた降雨が発生した場合には、かつての施設がなかった時代と変わらない状態に戻ってしまう危険性を常に抱えています。

出典:新谷融・黒木幹男編著(2006) 流域学事典―人間による川と大地の変貌、北海道大学出版会

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