ヨモギ

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生物用語集Category:生物用語集:植物

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写真



分布・形態

分布

  • 本州から九州にかけての温帯から暖帯に分布し、小笠原、朝鮮半島にも分布する。


形態

  • 茎:茎は叢生し、高さ50cm~1mになり、よく分枝する。
  • 葉:茎の中部の葉は楕円形で長さ6~12cm、幅4~8cm、羽状に深く裂ける。裂片は2~4対、洋紙質で縁には鋸歯があり、互生する。葉の表面は緑色、裏面は綿毛を密生して灰白色となる。
  • 花:花期は9~10月、花はすべて筒状花で、舌状花ではない。頭花は大きな円錐花序で、小さい花が多数、枝ごとに穂になってつく。総苞は細い鐘形で長さ2.5~3.5mm、中に淡褐色の筒状花があり、周辺には雌花があって稔り、花芯には両性花が集まる。


類似

  • ヒメヨモギは。やや乾いた草地に生える多年草で、茎丈は1~1.2mになり、ヨモギと同様に長い地下茎を出す。茎がやや紫色を帯びること、茎中部の葉はヨモギに比べて細く小型であること、花の形がヨモギの方が細長いことなどで区別される。
  • オオヨモギは山地に生える大型多年草で、茎丈は1.5~2mになる。ヨモギよりも大型で、より高地に生える。頭花もヨモギより大きく、葉の裂片はヨモギに比べて鋭く尖っている点で区別される。

  (2010.12.27._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

生活史

生活サイクル
ファイル:69_yomogi_1.JPG

生育場所

  • 河原や土手などのほか、山野や野原、路傍などにごく普通に生育する。ヨモギは路傍雑草群落(ヨモギクラス)の代表的な構成である。



繁殖

  • 子および地下茎で繁殖する。
  • 風媒花で、秋に長さ約1.5mmの長楕円形の痩果を形成し、中に子ができる。
  • 主に地下茎を伸ばして増えるので、群生することが多い。

  (2010.12.27._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

他の生物との関係

  • ヒメアカタテハの食草となる。
  • 春は、若草の影でヒバリなどが営巣したりする。

  (2010.12.27._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

配慮のポイント

  • 生育場所の選択肢が広く、特に配慮する必要はない。

  (2010.12.27._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

トピックス

  • 若草を茹でて餅に入れて草餅を作る。
  • 葉を乾燥させて臼でつき、裏の綿毛を集めてもぐさを作り、灸に用いる。

  (2010.12.27._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

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