ヤナギタデ

提供: 河川生態ナレッジデータベース

生物用語集Category:生物用語集:植物

目次

写真



分布・形態

分布

  • 北海道から沖縄までの日本全土に見られるほか、北半球に広く分布する。


形態

  • 葉がヤナギの葉に似るので、この名がついた。葉や花序の形状、色に変化が多く、いくつかの栽培品がある。辛味があるので食用にする。
  • 根:根は単立。
  • 茎:茎は円柱形で高さは39~70cm、直立するか斜めに立ち、下部で分枝して株になるものもある。節は太い。
  • 葉:葉は柄があって互生し、広抜針形で両端が尖り、ヤナギの葉に似ている。長さ3~10cm、幅0.7~2cmでやや厚みがあり、光がある。両面には小腺点が密生する。噛むと辛い。葉鞘は筒状で縁には短い縁毛がある。
  • 花:花期は6~10月。茎の先に穂状の花穂を出し、まばらに白い花が咲く。穂の長さは4~10cmで、先は垂れ下がる。萼は黄緑色で先は赤みを帯び、4~5個に深く裂ける。花弁はなく、雄しべは6個である。
  • 果実:果実は円形または卵円形の痩果で両面が凸レンズ状に膨らむ。暗褐色で光はなく、長さ2.3~3.5mm位。


類似

  • ボントクタデはヤナギタデに似ているが、茎に毛があること、葉の幅が広く、八の字状の黒い斑紋があること、葉鞘の毛が長いこと、葉に辛みがないことなどで区別できる。
  • シロバナサクラタデは、外観はヤナギタデに似るが、サクラに似た白い美しい花を咲かせること、多年草で地下茎が発達すること、葉に辛みがないことなどで区別できる。

  (2010.12.6._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

生活史

生活サイクル
ファイル:37_yanagitade_1.JPG

生育場所



繁殖

  • 繁殖は子で行なう。
  • 花期は6~10月。結実して痩果を作る。
  • 子は植物体の周辺に落下するほか、風や水でも運ばれる。
  • 子は春(4月頃)に発芽して生長し、11月頃枯れるが、暖地では枯れずに越冬する個体もある。

  (2010.12.6._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

他の生物との関係

  (2010.12.6._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

配慮のポイント

  • 水田の害草として嫌われる。

  (2010.12.6._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

トピックス

  • 芽ばえを刺身のツマにするほか、健胃・血行促進・消化促進などの民間薬になる。
  • 食用として栽培されているタデは、本から出た変である。
  • 秋は紅葉して美しい。

  (2010.12.6._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

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