カワゲラ

提供: 河川生態ナレッジデータベース

生物用語集Category:生物用語集:水生昆虫類


配慮のポイント

(カワゲラ目共通)

  • カワゲラはきれいな水質河川にしかすめない場合が多いため、河川環境の改変によって、生息環境を脅かされている昆虫の1つである。
  • 長野県の特産として知られるザザムシは、以前はカワゲラが中心であったことが記録されているが、現在はヒゲナガカワトビケラに変わっている。さらに現在出版されている図鑑類に掲載され、過去においては普通と扱われていたのいくつか、特にフライソンアミメカワゲラ(Perlodes frisonanus)は、現在採集が非常に困難になっている。
  • 日本版レッドデータブックにはカワゲラ目は掲載されていないが、実際は十分な資料がないために掲載が見合わされた面が強いと考えられている。ヨーロッパなどでは絶滅がほぼ確認されたもあり、各国のレッドデータブックにはカワゲラが掲載されているのがほとんどである。特に問題となるのは大型の河川中流から下流部に限って生息するようなである。
  • 成虫の行動や生態については不明な点が多いが、水質だけではなく、成虫の生息場所となる河原河岸保全が重要となる。河岸の樹林はまた、水生生物の栄養源である落ち葉の供給を守る意味合いもある。樹林としては、落葉樹>常緑樹>針葉樹の順に水生昆虫の選好性が高く、分解も速いとされている。
  • 幼虫は低い水温を好むが多いため、水温の上昇が大きな影響を及ぼす場合があると予想される。
  • カワゲラ類は成虫・幼虫とも一般に魚類鳥類・クモ類などの餌として重要である。

  (リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)


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