オオブタクサ

提供: 河川生態ナレッジデータベース

生物用語集Category:生物用語集:植物

目次

写真


分布・形態

分布

  • アメリカ原産の帰化植物で、1952年に発見され、その後、各地に侵入した。


形態

  • 茎:茎は直立して粗毛があり、茎の上部で多数に分枝して広がる。草丈は大きく、高さ2~3mになる。
  • 葉:葉はすべて対生し、葉身は掌状に中ほどまで3~5回切れ込む。裂片の先は著しく尖り、縁に鋸歯がある。長い葉柄があり、狭い翼がついている。葉にも葉柄にも上向きの伏した毛があって、ひどくざらつく。
  • 花:雌雄同株で花期は8~9月。茎の先が分枝し、その枝先に穂状の花が咲く。雄性花序は上部につき、雌性花序はその基部につく。風媒花。
  • 果実:花の後に果実がつき、中に子ができる。


類似

  • ブタクサは花穂の出方がオオブタクサに似るが、オオブタクサより小型で繊細であり、その葉はむしろコスモスに似る。若苗はキバナコスモスに酷似しており、区別がつかないほどである。花期は7~10月で、花粉症の原因植物とされる。

  (2010.12.12._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

生活史

生活サイクル
ファイル:48_oobutakusa_1.JPG
生育場所

  • 堤防河川敷などに群生し、空き地や荒れ地、道端、造成地などに大群生する。特に都市の新興住宅地などに多い。



繁殖

  • 子で繁殖する。
  • 花期は8~9月。雌花は受精して結実する。
  • 雌の頭花の総苞は、堅い入れ物となって果実を包む。果実は卵形で長さ7~10mm、頂に2~3mmの嘴状の突起と周辺に5個前後の短い突起があり、熟せばそのまま落下する。

  (2010.12.12._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)



他の生物との関係

  • 群落をつくり、なかなか消えないので、他の植物の生育の妨げになる。
  • 子は、冬季に河原に集まる小鳥(カワラヒワなど)の重要な餌となる。

  (2010.12.12._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

配慮のポイント

  • 害草としての性格が強いので、むしろ繁殖を抑制する必要がある。

  (2010.12.12._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

トピックス

  • ブタクサとともに、花粉症の原因となる雑草として問題になる。

  (2010.12.12._川口(RFC)_リバーフロント整備センター編(1996)川の生物図典)

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